日々是好日

【日々是好日】楽園だったけど、私のいるべき場所じゃなかった。~ 愛はかげろうのように。

う~ん・・・この曲、何度聴いてもグッと来てしまう。
じ~んと目の奥が熱くなってしまう。

もともとは日本のドラマの主題歌で使われてた曲。
ずいぶん昔のことで、まだうら若き乙女?だった私には、
英語の歌詞はもちろん、内容もわからなかった。

こうやって歌詞をつけてくれた動画を見てると、
ドラマの内容にすごく合っていたような気がする。
そして、今の私にはこの心情が何だかズシンと心にくる。

『愛はかげろうのように』I’VE NEVER BEEN TO ME / CHARLENE

学校を卒業して、そのまま上京した私。
とにかく家から出たかった! とても窮屈だったから。

実家にいたころは、毎日息が詰まる生活だった。
私は一人っ子で、下の妹を死産している母にとっては、
心配で心配で仕方なかったんだろう。

父は父で、私に自分が果たせなかったことを私にしてほしかったようだ。
自分の理想の娘になってほしかったようだ。
(今はお互いの自由を尊重できるようになったけど。)

 

だから、そのころの私にとっては「自由」が一番欲しいものだった。
そのころお付き合いしていた彼の家に泊まったりして、
家に帰るのをすごく嫌がってた。
帰れば長いお説教と鉄拳が待ってるのをわかっていて。

そして上京した。

や~っと一人暮らし! これで自由だ!

本当にそう思った。とてつもなく嬉しかった。

しばらくは毎日がハッピーだったよ。だって、
新しい仲間や友だち、雑誌でしかみたことのない場所や、
私にとってとても刺激的で、毎日が新鮮だったから。

そして何よりも、心おきなく芝居ができるってこと。

さあ、これからお芝居の世界で食べていくんだ!

あの頃の私は高揚感にあふれてた。怖いもの知らずで、
自分をガンガン売り込みに行ってた。
仲間もそんな感じだったから、お互いライバルとして
切磋琢磨してた。

でも、高揚感は長くは続かなかった。
20代も後半に差し掛かると、芝居の世界のしがらみ何だかんだも見えてきて
それに上手く乗っていけない自分がいて。

焦りばかりがつのり、
「何とかしなきゃ!何とかしないと、思い描いたような人生にならない!」
がむしゃらにがんばってた。

そんな人生に?マークが付きだして、いったん歩みを止めてみた。

歩みを止められる安心感を少しの間は持てた。
それは結婚。

もちろん安心感を得るために計画的にしたわけじゃないよ。
その人といると安心できると思ったから。(← 実際は違ったんだけどね。)
もし出会っていなければ、まだがむしゃらにがんばってるかもしれない。

歩みを止めたそのときに出会ったのが心理学。
心理学との出会いで私の人生は大きく変わるんだけど、
これはその第一章だった。

心の世界に関心ができたってことは、それだけ深い迷いの穴に落ちてたってこと。
このままでいいのか・・・何かを変えないといけないのか・・・
答えが出せず疲れ切ってた。芝居しても楽しくもなかった。
咲かないの、心が。

この出会いから私は自分の心の闇、
ドス黒いところをいっぱい見ることがはじまるのです。

「自由」が欲しくて、外の世界に出たけれど、
「自由」は外にあるんだと確信して、外の世界に出たけれど、
確かに「自由」はあった。
(歌詞に出てくるような、ギリシャ・モンテカルロは行ってませんが。)

でもそれは私の欲しかった「自由」じゃなかったみたい。
素晴らしい演技で賞賛される自分とか、上質な生活 なんかじゃなくて。

私が欲しかったもの。それは
穏やかな日常。
何でもないことを幸せと感じる時間。

歌の主人公さんほど、私は多くの代償は払ってないけど、
失くしてしまったものはある。

時々そのことで落ち込むこむけれど、今からだって遅くないって思う。
だって何気ない一瞬一瞬って、すぐそばにあるから。

 

I ‘ve never been to me.

まったく・・・
この曲、何度私を泣かせたら気が済むんだろう?
ビューティフル!

 

 

 

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