何が食べたい? 何でもいい。
どこに行きたい? どこでもいい。
どうしたい? あなたは?
本当に何でもいいのだろうか?
どこでもいいのだろうか?
私はどうしたいのだろうか?
「何でもいい」「どこでもいい」「あなたが決めて」…
そう相手に言いながらも、心の奥底では相手の決めたことに
静かな拒絶が起こっていない?
何でもいいって言ったけど…(ここはいや)
どこでもいいって言ったけど…(ここじゃない)
あなたが決めてと言ってみたけど…
心がモヤモヤしているもんだから、
「ここでいいの?」「これがいいの?」って
改めて相手に確認したりする。
確認するのは、あなたがそれが”いい”と思っていないのかも。
本当は選びたい、したい何かがあるのかも。
それなのにきちんと自分の本音を伝えない。
そして、相手を気遣うように言っているのだけど、
遠まわしに自分の要求を伝えようとしてる。
相手にしてみれば、
何でも、どこでも、”いい”って言ってたけど、
本当にそうなのかなあ。大丈夫なのかなあ…
って考えるかも。
Q:どうして言わなかったんだろう?
Q:自分の本音を言ったら、どうなると思っているの?
自分の本音を遠まわしにすればするほど、相手との距離は遠くなる。
正直に相手に伝えることができなかった私。
何でもいい。
どこでもいい。
あなたはどうしたい?
って聞き返してばかりいました。自分の本音を伝えるのが怖くて、拒否されるのが怖くて。
自分の欲求を相手に「No」を言われることが
まるで自分の心に大ダメージを与えてしまうように思えて。結果、楽しいはずの時間が心にモヤモヤを抱えたままに。
自分のしたいこと、食べたいもの、行きたいところを正直に伝えたら
「いいねえ~♪そうしよう!」ってときもあれば、
「ええっ~ それはちょっといやだなあ…」と返ってくることも。
それでも自分の本音を伝えられたことで、
お互いの違いが分かるし、お互い歩み寄ることだってできる。
何よりも、心にモヤモヤとした静かな拒絶がめちゃめちゃ少なくなりました。