嫌なこと したくないこと~シンプルリストより

ゆたかな人生が始まるシンプルリスト

ドミニク・ローホー 笹根由恵さん訳 より

こちらは私の愛読書の一つ。

かつては「あれもしなきゃ、これもしなきゃ!」と、“やることリスト”を作ることに躍起になり、
リストを作ったまま終わっていた私でした。
でも、こちらの本に書かれたリストは、何かを足すのではなく、引いていく。
自分にとって余計なものをそぎ落とし、日常を楽しむためのリスト。
そんなふうに感じています。

自分自身に丁寧に問いかけることで、それまで気づかなかった自分の本心を知ることができる。
そんな問いかけがたくさんちりばめられています。

先日はこの本の一番最初の問い、「二度としたくないことリスト」のなかから

・自分にとって大切でないことに費やした時間
・幸せになるためにはすべきでないのに、してしまったこと

をご紹介しました。

過去を振り返る問いかけですね。

この問いに最初に答えるって、実はとても有意義なことなんじゃないかな。
というのも、過去の体験(失敗・うまくいかなかったこと)を振り返ることで、
「自分がしたくないこと、されたくないこと」が明確になります。

本に掲載されている問いかけはこちら。

・好きではないこと
・したくないこと

さあ、過去の体験を踏まえて、どんなリストになるでしょう?

ある日の私の答えのリスト。

人のうわさ話 → 尾ひれがついて、事実とはかなり違ってくるから
人の悪口 → これ、聞いてると本当に疲れる・・・嫌な気分になるだけ

・心の中では違和感満載なのに、相手を喜ばせようとすること
→例えば物を買う。イベント参加など、知り合いだし・・・とか、
 せっかく誘ってくれたのだから・・・とかいうものです。

・現状に不安を覚えて、その不安をなくすために何かを始めようとすること
→ 始めるエンジンが“不安”からだから、やる気が出ない。続かないのです。

・ネットサーフィン、SNSを見ることに時間を費やすこと
→ このころは、人のことが気になって仕方なかった私でした

・時間も体力もいっぱいいっぱいなのに、仕事の依頼を引き受けること
→ 私、典型的な「便利屋」でした

書き出してからは、意識がそこに向くようになりました。
180度大転換!とはいかなかったものもありましたが、 意識をしていくと、
少しずつ自分の行動が変化しました。

今では、お誘いもキチンとお断りできるように。
SNSもあまり見なくなりました。人のことが気にならなくなったし。
頼まれ仕事も、「ちょっと今は難しい状況です。」と言えるようになりました。

リストは心の中にある本当の望みに光を当てる作業。
望みの一つ一つが明らかになれば、あとはそれを手に入れるために、
どうすればいいか、考えるだけ。

さあ、あなたの“望み”は何でしょう?

あなたにとって、「好きではないこと」とは、どんなことでしょう?
あなたにとって、「したくないこと」とは、どんなことでしょう?

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