ゆたかな人生が始まるシンプルリスト
ドミニク・ローホー 笹根由恵さん訳 より
今日は私の愛読書の一つをご紹介。
10年くらい前?テレビ番組でも紹介されたことのあるベストセラー。
友人に勧められ即購入。本に書いてあるリスト作りに取り組んでみたけれど挫折。
当時の私は、リストの一つ一つ、問いの一つ一つを“完成”させなきゃと考えていたから。
一つの問いに時間がかかるし、終わらない。 ああ、もうめんどくさ! となったわけでした。
今ではゆる~く、すきま時間に「今日、やってみるか」とノートと鉛筆を用意して、
本のページを適当に開き、そこに書かれた問いに答えています。
二度としたくないことリスト
本の一番最初に登場するのは、この問い。
私たちの人生は “決断しなければいけない” 場面の連続。
・今日のランチは和食? それともパスタ? なんてことから
・この人と別れる? それとももう少し頑張ってみる? なんてことも。
「う~ん、決められない。わからない・・」と、決断せずにいると、状況が悪化することも。
だからこそ、自分にとって「何が好きで、何が嫌いか」「何が大切で、何が不要か」
こういうことが明確になっていると、決断もしやすくなります。
どんなことを書けばいいのか? 本は例えば「こんなこと」と、カテゴリ分けしてくれています。
私はこれをさらにグループ分け(A~D)にして書き出してみました。
(最初は全ての問いに答えていたら、時間がかかりすぎでしまい・・・)
A → これは過去を振り返る問いかな。
これを最初に書き出してみると、後が書きやすくなりました。
・自分にとって大切でないことに費やした時間
・幸せになるためにはすべきでないのに、してしまったこと
グループAを書いてみると、それを踏まえてB~Dが書けますね。
B
・好きではないこと
・したくないこと
C
・嫌なことで簡単に変えること
・嫌なことでかろうじて変えられること
・嫌だけど変えられないこと
D
・自分がつきあいたくない人
ある日の私のグループAの回答をざっくりまとめてみるとこんな感じ。
実際にはもっと具体的なことをノートには書いています。
「お茶しましょう!」と、それほど親しくない人に声を掛けられ、行ったらセールスだった。
「この人と組めば、うまく仕事が回るかもしれない」と内心期待して行ったら、セールスされた。
残業多いし、正直好きじゃない仕事だけど、紹介してくれた人に悪いし、
「辞めます」って言うと、その後の周りの反応が怖いしと我慢していたら、
結局体調が悪くなり、リタイヤした。
一緒にいて疲れるのに、相手に合わせてばかりいるので、自分の時間が無くなって
「私、何やってるんだろう・・・」と思いながらも続けていたパートナーシップ。
書き出してみると、走馬灯のようにたくさんの思い出が・・・(汗)
「したいことリスト」もいいけど、「したくないことリスト」も大切。
なぜなら、私たちには気づかないうちに、当然のように
選択・行動していることが多々あるから。
いつもと同じように考え、いつもと同じように選択し、いつもと同じように行動する。
結果、
あれれっ? なんか違う・・・想像していたことと
と、なるわけです。
「したくない」を明確にすることで、私たちは自分の「したくない」を意識しながら選択、
行動しやすくなってきます。
グループAを時間をかけて、正直思いだしてはイヤな気分になりながらも、
書き出してみた結果、グループD「自分が付き合いたくない人」のタイプが
ポンポン浮かんできました。
・「あなたのためを思って」と一見親切な顔して近づいてくるセールス心満々の人
→ どれほど私のこと、知ってるの??
・自分のことなのに、「わからない」の一言で逃げる人 決められない人
→ おっと、いけない。これは私も ”決める” を意識しなくては
・怒りの「感情」を使って事を自分の思い通りにしようとする人
・・・
一度きりじゃなくて、時を経てまた書いてみると、また別の答えが出てくる。
これも自分が変化していることの証なのかも。
まだまだたくさんの問いかけがこの本には載っています。
私の回答を交え、これからもご紹介していきますね。