遠まわしに言ってるの。だから察してよ!

そんなことまで言わなきゃならないの??

このところ毎日残業続き。やってもやっても終わらない仕事量。
「ふぅ~疲れた・・・」「ああ、もうこんな時間だ・・・」「全然終わらないんだけど・・・」
独り言をつぶやいてみる。

そんな私の状況とはうらはらに、終業時間が過ぎると同僚たちはどんどん帰宅していく。
誰も、「手伝おうか?」と聞いてくれない。私が毎日残業しているのはみんなわかってるのに。

見てるのに、言ってくれない。知ってるのに、言ってくれない。誰も察してくれない。
腹が立つ。

こんなふうに、周りの人が「大丈夫?手伝おうか?」と声をかけてくれるのを「期待」して、
ずっと待ち続けていた私でした。

でも、誰もかけてくれることはないのね。
だって、言わなきゃわからないもの。

・私がどんな状態なのか?
・私がどんな気持ちなのか?
・私がどうしてほしのか?

「空気を読む」とか「察する」とか「気を利かす」とか、
日本人が得意なコミュニケーション方法ではあるけれど、
私は相手に「期待」しすぎて、ストレスフルな状態に。

どうして、わかってくれないの?!
それも言い出せず、一日中不機嫌な態度をとってみたり、
忙しいのをさらに忙しく見せたりして、何とかわかってもらおうと頑張ってみたけれど、
状況は全く変わらず、決まって落胆するのです。

わからないのは当然。だって、
”私はあなたではないし、あなたはわたしではない”

私は私の思いを相手に正直に伝える。そして、相手の思いも受け止める。
自分の思いを相手は必ずかなえてくれるという過度な「期待」はしない。
頼むことは相手を自分に従わせることではなく、
自分の気持ちと相手の気持ちを認めて歩み寄ること。

どう伝えたらいいんだろう? これは今も試行錯誤中。

「お願いがあるんですけど。」
「今、困っています。」
「助けてもらえるとうれしいです。」

人にどう思われるのか不安だったから、怖れていたから。
だから本音を伝えられなかった私。
そんな私だけど、小さな一歩ずつだけれど、「察してほしい」頃より、本当に楽になった。

自分の本音を言わず、遠まわしな言い方をしたことがありますか?
どうして、本音を言わなかったのでしょう?
何を怖れていたのでしょう?
もしそのとき、自分自身に素直に生きていたら、相手に何と伝えたでしょう?

今、ここでその言葉を声に出してみましょう。
相手は必要ありません。あなたが口にすることが大切。





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