「かもしれない」 次の年には、「何だこれ?」
下手な川柳をアップしてしまいました・・・(苦笑;)
私の荷物には「かもしれない」事案がいっぱいでした。
・もしかしたら、来年着るかもしれないから
・もしかしたら、使うかもしれないから
とっておこう!
でも、その多くは次にクローゼットやシンク下、収納ボックスを開けたとき、
「何だこれ??これ、買ったの?」
びっくりすることも。
いやいや、あんたが買ったんでしょ!
この「もしかしたら」事案により、部屋の中は常に物があふれかえっていて、ごちゃごちゃ状態。
玄関のドアを開けるたびに、いや~な気分になっていたものでした。
「今日は、片づけるぞ!」と奮起して、戸棚の奥にしまってあるものをどんどん外に出して、
一つ一つ「どうしよう?捨てようか?とっておこうか?」自問自答。
これがことのほか長くかかる・・・
何とか分別し終わったら、戸棚の掃除をして・・・残す予定のものをもとの位置にもどしたら、
あっという間に外は夕日。
ダメだ、まだ終わってない場所があるのに。
こんなに時間がかかるものだから、次にまた「やろう!」と決心するのも一苦労。
だからいつも中途半端で「片付け」終了、となっていました。
片付けルールを決めてみたら、びっくりするほど「捨」がスムーズに。
普段は見ないフリするのに、いったん取り掛かると”完璧に” を目指してしまう私。
一向に進まずごちゃごちゃな部屋のままだから、帰るのもイヤになり、逃避してホテル2泊も経験。
思い切ってこれまでのやり方を変えてみた。
・一度に”完璧” を目指さないこと
・「とりあえず・もしかしたら」を考えない
・だらだら続けない
◎一度に”完璧”を目指すことをやめる
「今日はここにしよう」場所を決めてみた。負担にならない程度で。
時間も労力も、「終わらなければ・・・」のプレッシャーからも解放された。
◎「もしかしたら」より、「これ、好き?」で考えてみた
クローゼットを整理するときに、自分の心の聴いた問いかけ。
・この服が好きか?
・この服、着心地がいいか?
・この服、着ているとウキウキするか?
自分にした問いかけに、気づいたのは
「よくよく考えてみたらそんなに好きじゃない」それでも、安いからとか色がこれしかないからとか、とりあえずの買い物だったこと
好きじゃないから、実際にはあまり着てなかった。
結果、収納ボックスが2つ不要になった。
いらないものを手放してみたら、こんな効果があった!
今までの自分なりの整理方法を変えてみて、部屋の中がかなりスッキリになった。
このやり方を続けていくうちに、買い物の仕方も変化してきた。
「どうしよう・・・」と買うのを迷うとき、今までは「ええいっ買っちゃえ!」と
迷いをブッチ切ってした買い物は、のちのち後悔があったけれど、
今は、「今日、決めるはやめて。少し時間を置こう」と待つことができるようになった。
次の日にはもういらなくなってることも多くなり、無駄づかいがググッと減った。
それに、ものを大切にできるようになった。じっくり考えてからの買い物だから。
変わったのは買い物の仕方だけじゃない。
あれほど”一度に、完璧に”を目指していた私だったけれど、場所を区切ってそこだけに集中することで
一部だけでも”やり遂げた感”を味わうことができるようになった。
”完璧”じゃないのを許せるようになった。
時間にも余裕が持てたし、休日を楽しむ時間も増えた。
「捨てる」は自分にとって大切なものを知るチャンス。
思いつきや何となくしていた買い物を見つめなおすこと。
「片づけなくちゃ・・・」っていう心の気がかりも無くなる。
部屋の乱れは心の乱れ。
心理学の師匠が言っていた言葉。
うん。納得。
