いいことにフォーカスしてみる。
意識を向けるものは、拡大する
by:オプラ・ウインフリー(アメリカの司会者・女優)
一日の終わり、その日を振り返って、どんな気持ちですか?
「あ~、疲れた・・・何もやる気が起こらない・・・」
「もう、腹が立つ!!あの人感じ悪い!」
「そういえば、全然掃除してないなあ・・・」
「洗濯物がたまりまくってるから、そろそろ洗わなきゃちゃいけないんだけど・・・」
眠りにつく前にこんなことばかり考えていた私は、
布団に入ってもなかなか寝付けず、翌日は寝不足気味。
おまけに不平不満は昨日から持ち越し状態、心もざわついたまま。
そして次の日、またざわつくことが起こると、不平不満は積もっていくばかり。
・してくれない
・察してくれない
・気づかってくれない
・・・「ない!」「ない!」「ない!」・・・
ここに目を向けすぎていたから、「ないこと」を探す日々を過ごすようなもの。
目を向ければそこにしか意識は向かない。
だからあえて、「あること」に目を向けてみる訓練を。
眠りにつく前に、「どんないいことがあったのか?」を振り返ってみる。
・ラッキー!って思ったこと
・おかしくて、思わず笑ってしまったこと
・ああ、素敵だなあと感じたこと
・ありがとう!と感謝したこと
あえて思い返してみると、24時間(寝ている時間を差し引いて16時間)
一人でいるときも、他の人と一緒にいるときも、いろんなことが起こっている。
朝早く起きたので、人も少ない桜並木を散歩した
夕暮れの空の色があまりに美しくて、帰り道をゆっくり歩いた
同僚に珍しいお土産をもらった
残業して、どっと疲れての帰り際、「お疲れ様!」とねぎらいの声
何かに感動したり、何かに感謝したり、何かに驚いたり、
そうやって毎日を過ごしている。
大切なのは、“どこに意識を向けるか”
書いてみよう。1日3つでいいから。
それはどんなささやかなことであってもOK。
続けていくと、何気ない「ある」を見つけられる
そんな自分がどんどん好きになる。
Three Good Things ~3つのいいこと ~
「Three Good Things」とは、アメリカの心理学者マーティン・セリグマンが提唱したワーク。
夜寝る前に、その日にあった“いいこと”を3つ書き出す。というもの。