許しがたいその存在は、あなたの願望をさらっとやってのける

「自分で調べ、自分で工夫。」頑張りやのあなたが感じること

「○○さん、これやってもらえる~?」
「今日忙しいかな?できればこっちを先に片づけてほしいのだけど・・・」

職場では周りから「しっかり仕事をこなせる」と、信頼され期待されている
頑張りやさん。

それが「ちょっと難しいかな」と感じる仕事でさえ自分で調べ、可能な限り
依頼者のイメージに近づけるように努力する。
時間内に完成品をキッチリ仕上げ、納品。
「早いね~」なんて感謝されればうれしいもの。

でもふと周りを見てみると、いつも仕事の依頼は私ばかり。
隣の席の後輩のAさんはチャイムがなると、すぐ帰宅モード。
しかも後輩なのに、仕事覚えが悪い。
「あの~これ、どうやったらいいですか~?」
聞かれることはしょっちゅう。

(あれっ?この前説明したばかりだけど・・・)モヤモヤしながらも再び説明。

そういえばAさん、人によく頼ってる。
その日中に終わらせないとマズイ仕事がたまってしまい、
見るに見かねて、「これ、半分やるよ」とついつい私も言ってしまう。
Aさんの仕事に手を付けながらも、彼女の仕事ぶりをチラ見してみると、
遅い・・・いつまでかかってるのかしら・・・

んっもう!Aさんのことを見てるとイライラしてくる!

なんで、わたしばっかり?他の同僚はさっと帰るのに。
どうして私がこの子の面倒見なきゃいけないの??

説明されたことはしっかり覚えること。
自分の仕事範囲は何とかこなせるように努力すること。
その方が本人のスキルアップにつながるし、周りからの信頼も厚くなる。

そう思えば思うほど、後輩さんの現状にイライラする。
このイライラ、何とかならないものだろうか?
だって、長い時間一緒にいるのだから。

許しがたいその存在は、あなたの願望をさらっとやってのける

“できない”じゃなくて、やるんだよ!
知らなかったら自分で調べてよ!

「~であるべき」ルール。
私にはこんなルールが存在していた。

すぐに人に聞くんじゃなくて、まずは自分で考えるべき!

この私ルールが”当たり前” ”常識”だと考えているから、
後輩さんの仕事ぶりを私ルールに当てはめて、それに合致しないから
イライラしていたんだ。

じゃあ、「~であるべき」ルールを持っていた私は、
「すぐに人に聞くんじゃなくて、まずは自分で考える」
これをを実践していて、楽しかったかというと、充実していたかというと・・・

確かにスキルはこのおかげでかなりアップした。
自分なりにいろんな工夫を施せるようになったし。
そのことで、相手に喜ばれるようになったし。

でも、結構ツライこともあったかな。しんどいこともあったかな。
聞いたらすぐにできそうなことでも、自分で解決しなきゃって思ってるから、
”生みの苦しみ” が何度もあった。

私の本音、本当の気持ちは何だろう?

・本当は聞きたい・・・
・本当は手伝ってと言いたい・・・

思っていても、「~であるべき」とがまんしてるのに!!

私の本音をさらっとやってのける後輩さんが羨ましかったのね。
許せなかったのね。
だからイライラ、その仕事ぶりに嫌悪感を感じていたのね。

言い換えれば、腹の立つ相手、嫌悪を感じる相手は、
自分の「本当は・・・」を教えてくれる大切な相手なのかもしれません。

投影

自分の中の認めたくない性質・感情をがあるとき、
それらを他人のものだと考えてしまうこと。

Q:あなたがイライラする人は、どんな人でしょう?
Q:その人の、どんなところにイライラしますか?
Q:その人に対して、どんな「~であるべき」と思いますか?
Q:あなたから「~であるべき」を取ったら、今の行動はどう変わるでしょう?

伊勢神宮の門前の「赤福」。毎月一日のみ販売される”朔日餅(ついたちもち)”。2月は立春大吉餅でした♪
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