こんにちは。
「No!」と言えるあなたを創る専門家 メンタルトレーナーかおりです。
今日はクライアントさんのお悩みをご紹介。
学生時代から目立たない存在っていうのはわかってる。
みんな私のことを忘れて、先に行ってしまったり、
急いで走って追いかけた私に、「ごめ~ん、忘れてたぁ」と
始めて不在に気づくという感じ。
そこに悪意はないのですが、悪意がない分やっぱり傷つくことも。
かと言って、どうやって自分を主張したらいいのか、わからない・・・
セッションと進めていくうちに、クライアントKさんの中に、
・私の存在を認めてほしい
という思いと
・目立たないように
という”相反する”ような思いがあることを発見しました。
存在を認めてほしい vs 目立ちたくない その背景には・・・
自分では「存在を認めてほしい」と願っているのに、
心の奥底(潜在意識)の中では、「目立ちたくない」と思ってる。
実は、こんなパターンを知らず知らずのうちに抱えている方、
結構多いのです。
その背景には、子どものころの体験が大きくあります。
・自分の意見を言える環境ではなかった
何かを言うと、すぐに否定されたり、怒られたり・・・
こんな体験が続けば、自分の望みや意見を言うことをあきらめてしまうし、
・自分以外の家族に目立つ人がいた
優秀な兄弟がいたりすると、
「〇〇ちゃんはできるのに、どうしてあなたは××なんだろうね・・・」
逆にすごく手のかかる兄弟がいたりすれば、
自分にはあまり意識を向けてもらっていないかもしれません。
Kさんに、自身の子ども時代を振り返ってもらいました。
母は姉ばかり可愛がって、私には厳しかったです。
着たい服があっても、姉は買ってもらえるのに、
私の場合はダメって言われる。
「お姉ちゃんは〇〇なのに、あんたは××。なんでだろうね?」
って言葉よく言われた。
「そんなこと言われても。」って思ってました。
どうせ、私が何を言っても受け入れられない・・・
どうせ、私が頑張ってもほめてもらえない・・・
小さなKさんは、自分のことをちっぽけなどうでもいい存在に感じてしまったのでした。
そして、自分の思いを表現することを、あきらめてしまいました。
かつては自分の”心を守るため”の生き方。でも今のあなたには必要?
自分の思いを表現しても受け入れられないなら、言わない方がいい。
だって、そのほうが傷つかないから。
小さなKさんはこう考えて、自分の素直な気持ちを表現することを
止めてしまいました。
そのころの彼女にとっては、自分が傷つかないようにする
彼女自身が編み出した方法だったのです。
でも大人になったKさんには、それがかえって”自分の影を薄くする”ことに・・・
Kさんがまず取り組んだのは、自分の素直な気持ちをキャッチすること。
周りがどう思うかも気にすることなく、
今の自分にできるかどうかも気にすることなく、
「自分の望みが何なのか?」 ここに意識を向けました。
Q:自分が今、何を感じているのか?
Q:自分が何をしたいのか?
Q:何をしたくないのか?
Q:どんな存在でありたいのか?
自分の素直な気持ちにちゃんと気づいてあげることで、
職場での仕事の仕方にも変化が生まれました。
「不満があるけれど、言えない」Kさんから、
「チームの一員として、しっかり自分の意見を伝える」Kさんへ。
もし、あなたがかつてのKさんと同じ体験を今、しているなら
まずは、
あなたの ”素直な気持ち” に気づいてみましょう。
Q:今、何をじていますか?
Q:今、何がしたいですか?
Q:今、何をしたくないですか?
Q:どんなコミュニケーションを望んでいますか?
Q:周りの人にとって、どんな存在でありたいですか?