“不完全な私”を抱いて生きる

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きっかけは「感情」。

はじめまして。心理カウンセラー かおりです。
愛知県名古屋市で心理カウンセリング・心理療法(セラピー)をおこなっています。

1990年2月、私はある夢を抱いて上京しました。
その夢とは、舞台女優として成功すること。
人に感動してもらえる演技力を身につけ、誰からも認められる。
そんな女優になりたいと願っていました。

今は6畳一間の小さな部屋だけど、アルバイトもしてるけど、
そのうち演技一本で食べていく!

意気込みはすごかったのですが、現実はそうはいかなかったんです。
オーディションには落ちまくるし、舞台の稽古では演出家に怒られっぱなしだし。

「もっと、感情を感じて!!」
共演者からはこんなことを言われていました。

ええっ??私、感じてるんだけど・・・
私にはその意味がさっぱりわかりませんでした。

そうしているうちにあっという間に月日が過ぎ、私の生活と言うと・・・
上京してきたときと全く変わっていませんでした。
舞台公演の合間をぬってアルバイト生活。

何かが足りないんだ・・・何だろう?

私は必死になって“自分に足りないもの”を探し続けました。
現状を打破するきっかけになりそうなものは片っ端から挑戦。
それでも生活は少しも変わることはなかったんです。

もう、自分がどんどんわからなくなって、”燃え尽き”状態に。
そんなとき、手に取ったお稽古事専門の雑誌の小さな広告に、興味を持ったのです。

「心理学と演技の融合」

これが私と心の世界の出会いのきっかけでした。

あれから30年近くたち、お芝居の世界からは遠のきましたが、
心の世界と私のご縁は今も続いています。

思い返せば、いつも何かが不足している気がしていた
あの頃。
あの感覚も、今では懐かしく感じられるようになりました。

足りない私から、ありのままの私へ。
心の旅はこれからも続きます。

こちらもぜひお読みください。

【感情と私】小さな広告に導かれて
私が初めて「心を知る」世界に入ったきっかけの出来事を書いてみました。
【感情と私】「ただ、感じればいいんだよ。」
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